【ネット購入】クレジットカード番号 間違えたらどうなるの?

こんにちは、カヲルです。

皆さんはクレジットカードは普段使われていますでしょうか。「いつもニコニコ現金払い」でしょうか。

恐らく現金メインの方のほうが多いのではないでしょうか。マスコミなどでもよく言われている通り、欧米のキャッシュレス決済比率40%~60%に対して日本での比率は20%程度と低く、日本ではクレジットカードなどのキャッシュレス決済は普及していないイメージがあるかと思います。

この現状を変えるべく、政府としてはキャッシュレス決済比率を2025年までに40%、最終的には80%まで上げる目標を立てています。

引用元:一般社団法人キャッシュレス推進協議会

キャッシュレス・ロードマップ2019より

政府としてインバウンド(訪日外国人旅行)需要に対応するためにキャッシュレス決済を普及させたいというのが目的の一つとしてあるかと思います。彼らの母国ではキャッシュレス決済が多く行われているので利便性を高めるためには必要となる処置ですね。

日本人は現金への崇拝が強く、また、治安がよいため現金を持ち歩いても問題ないので、前述の通りキャッシュレス決済があまり普及していません。以前よりは格段に対応する店が増えたとは思いますが、現状はキャッシュレス決済ができる店ばかりではないですね。しかし、キャッシュレス決済をするとポイントが還元されお得ですし、家計管理もしやすくなるのでメリットは大きいと思います。

キャッシュレス決済はクレジットカード、デビットカード、電子マネー(プリペイドカード)、モバイルウォレット(QRコード)などいろいろありますが、今回はクレジットカードの番号のひみつ(法則性)について書きたいと思います。

カード番号に法則性あり!エラー検出方法

クレジットカードを使ってインターネットで商品などを購入する場合、16桁のカード番号を入力しますよね?この際に間違えて入力したらどうなるのでしょうか。他人のクレジットカードで決済されてしまうのでしょうか。答えはクレジットカード番号のある仕掛けによって防止しています。

クレジットカード番号の入力ミス(や記載ミス)を防ぐ仕組み(エラー検出)としてLuhnアルゴリズムがあります。(MOD-10アルゴリズムとも言います)

これは以下の仕組みによって入力間違いが起こっているか判断するものです。

1.一の位から数えて偶数番目の数字を2倍にする。(奇数番目はそのまま)

2.偶数番目の数字が10以上であれば10の位と1の位を足した数字にする。

3.すべての桁の数字を足す。

4.3で求めた合計が10で割り切れればこの番号は正しいと判断する。

では実際に例を挙げて計算してみたいと思います。カード番号は本来は16桁ですが、計算を簡単にするために半分の8桁にしたいと思います。

正しい番号であれば10で割り切れますね。このアルゴリズムを用いることで1桁の間違いや隣接する桁の数字の順序間違いを検出できます。

尚、このアルゴリズムはインターネットが普及するずっと以前の1954年に特許が申請され、1960年から使われています。

余談ですが、クレジットカード番号にはまだ秘密があり、先頭の6桁は発行会社を識別するための番号となっています。また、クレジットカードは一定期間で更新されますが、番号は引き継がれるため一生使う番号になります。面白いですね。。。

まとめ

Luhnアルゴリズムを使えば打ち間違いを防止できる理由がお分かり頂けましたでしょうか。お持ちのクレジットカードの番号で上記手順に基づいて計算し、10で割り切れることを確認していみては如何でしょうか。